2026年10月2日金曜日

トヨタの今は「北米で稼ぎ、中国で生き残りをかけた賭けに出る」という2正面作戦です。だから株価が荒れる

 

トヨタの今は「北米で稼ぎ、中国で生き残りをかけた賭けに出る」という2正面作戦です。だから株価が荒れるんです。

1. 北米 → 絶好調、過去最高のドル箱


ガソリン価格高騰 + EV補助金打ち切り懸念 ↓アメリカ人が「やっぱりハイブリッドでいいじゃん」に回帰 ↓トヨタの販売台数は0.6%増の63万3223台 トヨタブランドの電動車比率が61%と過去最高 7-9月の米国販売は3%増、ガソリン高でHV好調 ↓2026年上半期:北米トヨタ124万台 vs 【entity-GM¦canonical_name=GM】 134万台、差は9万7934台まで縮小 トヨタは0.5%増、GMは6.8%減 EV販売が3四半期連続で前年割れの中、ハイブリッドシェアは過去最高14.1% ↓結果:北米販売は前年比10.5%増、営業収益は中間決算で5期連続過去最高更新 7月に小幅値上げしても売れた → 値上げできるのが強い

矢印で言うと:豊田章男会長の「EV一本足は危ない」が当たった → 北米でトヨタ一人勝ち

2. 中国 → 負けかけたが、起死回生の一手が当たった

中国は8月まで地獄でした。


8月 中国販売 11万8449台、前年比 -22.8%、7カ月連続減少中国市場で販売が落ち込み、トヨタは6.4%減 ↓理由:BYDが10万元(200万円)EVを乱売、日本車は高く見える

ここでトヨタがやったのが「中国で中国車になる」作戦。


bZ3Xという10万元SUVを出す(約15,000ドル、トヨタ史上最安EV) → 発売1時間で1万件受注、サーバーが落ちる → すでに1万台以上納車、1万2000台の受注残
次にbZ7という高級セダンを21,000ドルで出す → たった1時間で3100台受注、中国で今年最も需要の高いEVの一つに → テスラModel Sより9万6000ドル安いのに、サイズは大きい
→ 8月にVWを逆転し、中国市場で3カ月連続2位に返り咲き 広汽トヨタのbZ3Xは1-8月で5万9744台、合弁の新エネ車で首位


今まで:中国人に「高いトヨタ」を売ろうとした → 売れないこれから:中国の部品、中国のソフトで「安いトヨタ」を中国で作る → 売れ始めた
だから次世代EV(2027年秋生産のレクサスEV)は 車体や電池関連で中国メーカー部品を大量採用 → 日本の部品メーカーが失注相次ぐ という報道も出た

トヨタの将来を矢印でまとめると


【北米】ガソリン高は続く + トランプ関税で米国生産が有利に → ハイブリッド20車種を持つトヨタだけが値上げしても売れる → 2026年中にGMを抜いて米国シェア1位の可能性 → 利益の柱は北米で安泰
【中国】bZ3X/bZ7が当たれば、年間20万台規模の「第2のレクサス」を中国で育てる構想に → 失敗すれば、中国事業はBYDに飲み込まれ、撤退もあり得る → 成功の条件は「日本品質を捨てて中国価格に合わせる」こと
【全体】売上高 = 北米で過去最高を更新し続ける営業利益 = 関税と円高で5四半期連続減益 → 売れても儲からない時期
株価4000円→3000円の停滞は 「北米は神なのに、円高と関税と中国リスクで利益が消える」というねじれ

だから「トヨタ神話が揺らぐ」のではなく、「トヨタは売れるが、儲け方が昔と違う」時代に入ったと見た方が正確です。

北米のハイブリッドがどこまで伸びるか、bZ3Xの受注残1.2万台を捌き切れるか、この2つが次の決算で株価を3000円からまた4000円に戻すカギになります。

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