2026年9月28日月曜日

韓国・中国より日本が低くなったのは最近の現象(身長)

 



韓国・中国より日本が低くなったのは最近の現象で、原因は一つではありません。

身長差はどのくらいか

医学誌 The Lancet に載った NCD Risk Factor Collaboration のデータでは、2019年の19歳男性の平均は

  • 日本 172.1cm、女性158.5cm
  • 韓国 男性175.5cm、女性163.2cm
  • 中国 男性175.7cm、女性163.5cm

1985年時点では逆で、日本が男性170.4cmで韓国168.7cm、中国167.6cmより高かったのですが、35年間で中国は+8cm、韓国は+6.8cm伸び、日本は+1.6cmしか伸びず停滞しました。

日本の17歳男子も2000年170.7cm、2024年170.8cmとほぼ横ばいです。

なぜ停滞したと言われているか

日経や Korea Times が挙げた3つの仮説が有力です。

1. 栄養:少食化
日本の1人当たりカロリー摂取は1995年以降緩やかに減少し、FAOのデータでは韓国・中国より1日760〜800kcal低いとされます。若者の野菜、カルシウム、ビタミン不足も指摘されています。

2. 妊婦の体重管理
日本では長く妊娠中の体重増加を厳しく抑える指導がありました。OECD 2021年データで低出生体重児(2500g未満)は日本10.2%、韓国7.2%でした。低出生体重はその後の成長に影響する可能性があり、若い女性の痩身志向も関与した可能性が指摘されています。

3. 睡眠
0〜3歳の睡眠時間は2010年の研究で日本11.62時間、中国12.49時間、韓国11.9時間と日本が最も短かったとされます。直接の因果は証明されていませんが、要因の一つかもしれないとされています。

貧しい家庭は背が低いのか

身長は遺伝が約60〜80%を占め、残りは栄養、睡眠、病気、ストレスなどの環境要因です。低所得と低身長の関連は世界的に報告がありますが、これは遺伝ではなく、食事の質、健診へのアクセス、睡眠環境などの積み重ねによるものです。日本だけの現象ではなく、特定の家庭を決めつける根拠にはなりません。

犯罪者が背が低いという印象について

身長と犯罪傾向に直接の関連を示す確かな証拠はありません。ひったくりなどで「160cmくらいの小男」という報道をよく聞く印象は、記憶のバイアスが大きいです。人は平均より低いとより印象に残りやすく、目撃情報も「小柄」という表現になりがちです。警察統計で身長別の犯罪率が公表されているわけではありません。

身長は個人の努力というより、幼少期からの積み重ねで決まる部分が大きいです。気になる点があれば、食事、睡眠、運動のバランスを整えることが基本になります。

 

韓国の女性アイドルが高く見えるのは、選抜のバイアスが大きいです。

なぜ高く見えるのか

一般の韓国女性19歳の平均は163.2cmですが、アイドルはオーディションで165cm以上が有利、ヒールを履いて170cm以上に見せる演出も多いです。平均ではなく「高い人が選ばれて目立つ」ためです。日本も同じで、モデルやアイドルは一般平均158.5cmより5〜10cm高い層から選ばれています。

バストサイズの国別差はあるか

国別の平均バストサイズを厳密に比較した信頼できる公的統計はほとんどありません。理由は測定方法がバラバラだからです。

分かっていることはこちらです。

1. 体格とBMIの影響が最も大きい
バストは主に脂肪組織なので、BMIが高い国や地域では平均サイズも大きくなる傾向があります。欧米の方がアジアより平均が大きいとされるのは、身長・体重・BMI自体が大きいことが主因です。

2. 遺伝的背景
乳腺組織の密度や体脂肪の分布には民族差がある可能性は指摘されていますが、環境要因との切り分けは難しく、断定的な数字は出ていません。

3. データの質の問題
下着メーカーの販売データや自己申告アンケートは、国によってサイズ規格が違い、痩せ型が多い日本・韓国ではカップの定義自体がずれます。学術的に比較可能なデータは限られています。

4. 日本・韓国・中国の間では大きな差はない
成人女性の平均身長が5cm程度しか違わないように、平均的な体型の差も小さく、バストサイズだけが突出して国別に違うという根拠はありません。栄養状態や思春期の発育速度、BMIの差の方が影響します。

つまり、国で決まるというより、身長や体重、体脂肪率、思春期の栄養や運動といった個人の成長環境で決まる部分が大きいです。

 

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