「昔から女栄えて国滅ぶ(むかしからおんなさかえてくにほろぶ)」は、女性が政治に深く関わって権力を握ったり、贅沢や色恋沙汰に溺れたりすると、その国は必ず滅びるという意味の古いことわざです。
意味と背景
- 政治の乱れ: 昔の中国などの歴史で、王や皇帝が女性(妃や側室など)に夢中になり、政治を怠って国が滅びた例から生まれました。
- 戒めの言葉: 女性の存在や権力誇示が、社会や組織をダメにするという古い考え方(男尊女卑の思想)に基づいています。
歴史的な例
- 妲己(だっき): 中国・商(殷)の最後の王である紂王の妃。贅沢と残酷な刑罰で国を滅ぼしたと伝えられます。
- 褒姒(ほうじ): 中国・周の幽王の妃。笑顔を見せない彼女を笑わせるために王が嘘の狼火(のろし)を上げ続け、信用を失って国が滅びました。
- 楊貴妃(ようきひ): 唐の玄宗皇帝が溺愛し、政治が乱れて「安史の乱」を引き起こす原因になったとされました。
現代における考え方
- 差別的な表現: 現代では、国の滅亡や失敗の責任を女性一人のせいにする古い偏見や差別的な言葉として捉えられます。
- 使われ方: 公の場やビジネスではほとんど使われず、歴史や慣用句の文脈でのみ語られる言葉です。

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