2026年8月1日土曜日

統計学的な見方

 

その考え方は、かなり統計学的な見方です。

実際、「○連勝」や「○連敗」の中には、確率の偏りだけで自然に起こるものもたくさんあります。

例えば、毎試合勝つ確率が50%のチームでも、

  • 3連勝
  • 5連勝
  • 7連勝

くらいは、長いシーズンでは珍しくありません。

確率のばらつきは、コイン投げでも観察できます。

バー:観測結果の累計
コインを投げて、観測結果を公正なコインの基準と比較します

コインは表と裏が50%ずつですが、100回投げると

  • 表が5回連続
  • 裏が7回連続

のようなことは普通に起こります。

では連勝には意味がないのか?

必ずしもそうではありません。

連勝には大きく2種類あります。

  • 偶然による連勝
    • 実力が互角でも、運で5~6連勝することはある。
  • 実力による連勝
    • 強いチームが弱い相手と続けて対戦した。
    • 主力選手が絶好調。
    • 故障者が復帰した。

つまり、連勝だけを見ても、それが運なのか実力なのかは分かりません。

スポーツの研究では

統計学では「ホットハンド効果(Hot Hand)」という有名なテーマがあります。

「連勝しているから次も勝ちやすい」という現象が本当にあるのか、多くの研究が行われています。

結果としては、

  • 「勢い」が全くないとは言えない。
  • しかし、多くの人が思っているほど大きな効果ではない。

という結論になることが多いです。

つまり、「連勝=流れがある」と考えすぎるのは危険で、かなりの部分は確率のばらつきでも説明できます。

そのため、プロのデータ分析では「5連勝した」という事実だけではなく、

  • 相手の強さ
  • 得失点差
  • 選手の状態
  • 投手のローテーション
  • 怪我人の有無

なども合わせて分析し、「運だったのか、実力だったのか」を判断するようにしています。

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