その考え方は、かなり統計学的な見方です。
実際、「○連勝」や「○連敗」の中には、確率の偏りだけで自然に起こるものもたくさんあります。
例えば、毎試合勝つ確率が50%のチームでも、
- 3連勝
- 5連勝
- 7連勝
くらいは、長いシーズンでは珍しくありません。
確率のばらつきは、コイン投げでも観察できます。
コインを投げて、観測結果を公正なコインの基準と比較します
コインは表と裏が50%ずつですが、100回投げると
- 表が5回連続
- 裏が7回連続
のようなことは普通に起こります。
では連勝には意味がないのか?
必ずしもそうではありません。
連勝には大きく2種類あります。
-
偶然による連勝
- 実力が互角でも、運で5~6連勝することはある。
-
実力による連勝
- 強いチームが弱い相手と続けて対戦した。
- 主力選手が絶好調。
- 故障者が復帰した。
つまり、連勝だけを見ても、それが運なのか実力なのかは分かりません。
スポーツの研究では
統計学では「ホットハンド効果(Hot Hand)」という有名なテーマがあります。
「連勝しているから次も勝ちやすい」という現象が本当にあるのか、多くの研究が行われています。
結果としては、
- 「勢い」が全くないとは言えない。
- しかし、多くの人が思っているほど大きな効果ではない。
という結論になることが多いです。
つまり、「連勝=流れがある」と考えすぎるのは危険で、かなりの部分は確率のばらつきでも説明できます。
そのため、プロのデータ分析では「5連勝した」という事実だけではなく、
- 相手の強さ
- 得失点差
- 選手の状態
- 投手のローテーション
- 怪我人の有無
なども合わせて分析し、「運だったのか、実力だったのか」を判断するようにしています。
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